Indeedアカウント開設から採用まで:7ステップと審査基準

2023/09/06

Indeedは、日本だけでなく、60以上の国々で使われている人気の求人サービスプラットフォームです。

採用担当者や人事の皆様にとって、Indeedは無償でも使える非常に便利なツールとなります。

しかし、一部の方々は「Indeedのアカウントの作り方が分からない」や「アカウントを作った後の求人掲載の流れが理解できない」といった問題に直面しているかもしれません。

この記事では、Indeedのアカウント開設の手順や、アカウント開設後に求人情報を掲載する際に知っておくべきポイントについて、詳しくご紹介します。

Indeedアカウント作成手順

Indeedでのアカウント作成は、まず「Indeedのウェブサイトにアクセスする」ことから始まります。そして次に、「自分のメールアドレスとパスワードを設定」するという2つのステップで完了します。

これらの手順について、詳細にわたり説明していきます。さまざまな採用に対応するIndeedのアカウントを作成するためのガイドとして、一緒に見ていきましょう。

Indeedページへのアクセス

Indeedへのアクセスは非常に簡単で、2つの方法があります。どちらの方法でも目指す先は「Indeedアカウント作成ページ」です。以下にその2つの方法を詳細に説明します。

方法1. アカウント作成ページへ直接アクセスする
まずは、以下のリンクをクリックしてIndeedアカウント作成ページに直接アクセスしてみましょう。
Indeedアカウント作成ページ

方法2. 検索エンジンを通じてIndeedアカウントを見つけ出してアクセスする
もう一つの方法として、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って「Indeed」を検索しましょう。検索結果からIndeedのサイトを開き、ページ右上にある「求人広告掲載」をクリックします。その後、「求人を掲載する」のリンクをクリックすると、アカウント作成ページに到達します。

以上の2つの方法を試してみて、ご自身にとって便利なアクセス方法を見つけてください。どちらの方法も簡単で、Indeedのアカウント作成までスムーズにたどり着けることでしょう。

メールとパスワードの登録

Indeedにログインするための手順は二つあり、それぞれの詳細を次に示します。

方法1. Google、Apple、Facebook、LINEのいずれかとアカウントを連携させてログインする
まず、Google、Apple、Facebook、LINEの中から、Indeedと連携させたいアカウントを選びます。その後、自動的に画面が変更され、あっという間にログインが完了します。

方法2. メールアドレスを用いて新規アカウントを作成し、それを使ってログインする
こちらの方法では、まずメールアドレスとパスワードを入力し、そして「私はロボットではありません」のチェックボックスにチェックを入れます。その後、「アカウントを作成する」ボタンをクリックしてログインを完了させます。

なお、フリーメールアドレスを使用すると、メールアドレスの信頼性が低いと判断されてしまい、アカウント作成後の審査が通らない可能性があります。ですので、できる限り会社のドメインを含むメールアドレスを使用して登録することをおすすめします。

Indeedで求人情報を掲載する際の必要事項と登録手順について解説します。

Indeedに直接求人情報を投稿する場合、企業情報や求人情報の登録が必要です。

必要な項目や手順についてみていきましょう。

企業情報の登録

Indeedという求人情報サイトに、自社の求人を掲載する際には、まず企業情報の登録が必要となります。この情報の登録は非常に簡単で、「続ける」ボタンをクリックするだけで完了します。

この企業情報登録において、必要となる項目は以下の通りです。

まず、「会社名」を入力します。これはあなたが代表する企業の正式名称を記載する部分です。

次に「従業員数」を記入します。ここは任意の項目なので、入力しなくても問題ありませんが、企業の規模を示すために記入することを推奨します。

そして、「採用担当者の名前」、「電話番号」を記入します。これは企業と求職者との間にコミュニケーションを取る際の連絡先となります。なお、採用担当者の情報は可能な限り正確に入力してください。

最後に、「Indeedを知った方法」を記入します。これはIndeedが採用企業に対してどのようなルートでアプローチしたかを把握するための情報です。

以上が、Indeedで求人を募集する際に必要となる企業情報の登録についての詳細です。これらの情報を正確に入力して、スムーズな求人募集を進めてください。

求人情報の基本登録

あなたが募集する職位の基本情報の登録は、以下の一連の手順に従って行います。全ての情報が入力された後、「続ける」ボタンをクリックして作業を進めてください。

《求人の基本情報》
・職種名: あなたが求める人材の職種名を明確に記してください。
・職種カテゴリー(任意): 必須ではありませんが、該当する職種カテゴリーを選ぶことで、求職者がより適切な募集を見つけやすくなります。
・雇用企業名: あなたの企業の正式名称を入力してください。
・勤務地(市町村名または駅名): 募集する職位の具体的な勤務地を記載してください。市町村名または最寄りの駅名を用いることが一般的です。

「職種カテゴリー」は選択しなくても問題ありませんが、適切なカテゴリーを選ぶことで求職者が求人情報を見つけやすくなります。

職務詳細の入力について

求人の職務詳細入力については、大部分が自由に入力可能な項目となっています。しかしながら、求人情報の詳細を充実させることで、応募者の関心を引き、応募率を高めることが可能になります。ですので、詳細な情報を設定することを強くお勧めします。

職務詳細情報を適切に入力した後は、「続ける」ボタンをクリックします。

ここで、求人の職務詳細として記入すべきポイントをご紹介します:

・具体的な仕事の内容とその職務の魅力
・希望する人材像(任意)
・労働時間と勤務曜日(任意)
・通勤の便利さ、アクセス情報(任意)
・給与や福利厚生の情報(任意)
・その他の情報(任意。例えば、選考プロセスの概要など)
・写真
・この求人の特徴を表すタグ(任意)
・採用を目指す期限や時期(任意)

これらの情報を詳細に記入することで、求職者にとって魅力的な求人情報となり、より多くの応募を引き出すことが期待できます。

応募受付の求人情報設定

このセクションでは、求人の応募受付に関する設定の手順を詳しく解説します。

まずはじめに、「求人の応募受付情報」に関する以下の項目を設定する必要があります。

1つ目の項目は、「応募受付方法」の選択です。求職者がどのような方法であなたの求人に応募するかを決めましょう。

2つ目は、「応募通知を受信するメールアドレス」の設定です。ここに設定したメールアドレスに、求職者からの応募が通知されます。

3つ目の項目は、「電話でのお問い合わせ・応募」です。電話を通じての応募や問い合わせを受け付ける場合には、この設定を有効にします。

4つ目は、「応募受付電話番号」の設定です。電話での応募を受け付ける場合、求職者に伝える電話番号を設定します。

5つ目は、「応募方法」の選択です。求職者が応募するための具体的な手順を決定します。

これらの設定を終えたら、「必須スキル(任意)」を設定し、プレビュー画面で内容を確認しましょう。

内容に不備がある場合は、「編集」ボタンをクリックして修正します。問題がない場合は、「確認」ボタンをクリックして設定を完了します。これらの設定により、求職者があなたの求人にスムーズに応募できる環境を整えることができます。

求人票の掲載

あなたが有料オプションの設定画面にアクセスした際には、どのような掲載方式を採用するかを決定する必要があります。これは、あなたのビジネスニーズや予算に応じて選択することができます。

もし無料掲載を選ぶ場合は、画面下部の「有料オプションを利用せずに求人を掲載」のボタンをクリックします。一方、有料掲載を選ぶ場合は、表示された項目から選択し、それに伴う求人予算を設定してください。

次に、「登録者情報の入力画面」が表示されると、以下の項目を正確に入力し、その後「続ける」ボタンをクリックします。

《登録者情報》

・あなたの会社名
・会社のウェブサイトのアドレス
・会社のEメールアドレス
・あなたの役職
・Indeedアカウントの有無

事前にIndeedから送信された確認メールがあなたのメールアドレスに届くはずです。そのメールに記載されているリンクをクリックしてください。

メールアドレスの認証が成功すると、求人票の審査が開始されます。審査が無事に通過すると、求人投稿手続きが完了となります。これで、あなたの求人情報が掲載され、潜在的な人材からのアクセスを待つだけとなります。

Indeedでの掲載手順2つ

Indeedにおける求人掲載方法は主に「有料掲載(スポンサー求人)」と「無料掲載(オーガニック求人)」の二つが存在します。

有料掲載は、確かに費用が必要となりますが、その反面、掲載される求人情報がより目立つ位置に配置されるという大きな利点があります。

一方、無料掲載は、予算が厳しい状況やIndeedを初めて試すという方にとって、無償で利用可能なので大変便利です。

これ以降では、これら二つの掲載方法における料金設定や投稿の手順について詳しく解説していきます。

有料の掲載(スポンサー求人)

有料掲載の料金体系は「クリック課金制」を採用しており、このシステムは、掲載を開始した時点から、求職者が求人情報をクリックする度に料金が発生する方式です。つまり、クリックされる度に費用が発生します。

1回のクリックにつき、費用は最低15円から最高1000円となっており、その範囲内で自由に設定することが可能です。また、求人情報の掲示を開始したり、一時停止したりするタイミングも、自由に設定することができます。

有料掲載は、無料で掲載してから、追加で求人情報の掲示に必要な予算をチャージすることで、有料掲載のサービスを利用することができます。このように、コストを抑えつつも、より多くの求職者に情報を提供することが可能となるため、効率的な人材募集が行えます。

無料の求人掲載

無料で求人情報を掲載するには、Indeedという求人情報サイトにアカウントを作って直接情報を入力する「直接投稿」や、他の求人情報サイトに情報を掲載して、それをIndeedが自動的に載せる「クローリング」という二つの手段があります。

クローリングという手法で掲載されるための条件は、以下の全てが満たされている必要があります。

まず、自社のウェブサイトに求人情報を掲載する専用ページが存在していること。そして、そのページがHTMLという形式で作成されていること。さらに、応募方法がはっきりと示されていること。仕事の内容や勤務地、待遇など、求職者が知りたいと思う情報が詳しく書かれていること。そして最後に、それぞれの求人情報には専用のURLが設定されていること。これら全ての条件が揃っていなければなりません。

Indeedでのアカウント登録・求人公開の注意点

Indeedでのアカウント開設と求人掲載は、一見シンプルに思える作業ですが、思わぬトラブルに見舞われることがあります。例えば、アカウントを開設し、求人情報を掲載したつもりが、なぜか掲載されていなかったり、突如として非表示になってしまったりといった事態が発生することがあります。

これらの問題を防ぐためには、求人を掲載する際に注意すべきポイントが存在します。本記事では、Indeedでの求人掲載がスムーズに行えるよう、掲載した求人票が非表示にならないための重要な注意点をご紹介いたします。これらのポイントを押さえて求人掲載を行うことで、適切な求職者にあなたの情報が届くようになります。

Indeedの掲載基準(ガイドライン)を守る

Indeedという求人情報サイトには、求人情報を掲載する際に守るべき審査基準が存在します。これらの基準を逸脱すると、ガイドライン違反とみなされ、結果としてあなたの求人広告は表示されなくなってしまいます。

この審査は、初めて投稿したときだけでなく、掲載後も一定の期間ごとに行われます。したがって、求人情報を更新する際にも、これらの審査基準をきちんと頭に入れて、ガイドライン違反にならないように注意しなければなりません。

ここで、Indeedの具体的な審査基準(ガイドライン)をいくつか紹介します。

1. 掲載する情報は求人情報に限らなければなりません。
2. 求人情報は正確かつ詳細でなければなりません。
3. 求人情報は権限を持つ本人から提供されなければなりません。
4. 優先される求人情報の投稿も可能です。
5. 求職者に費用を請求することはできません。
6. 職種名と職務内容は適切に記述する必要があります。
7. 不快感を与える内容の投稿は禁止されています。
8. 免責事項も必ず確認してください。

詳細なガイドラインは以下のリンクからご確認いただけます:「Indeed求人掲載に関するガイドライン」

掲載基準をみたしていない

Indeedは、求職者が最適な職を見つけるためのプラットフォームとして、その掲載基準を設けています。この基準は、求職者が自身のキャリアや好みに適した職を見つけられるように、求人情報の質を保つためのものです。

Indeedの掲載基準は「1つの求人情報につき1職種、1勤務地」や「職種名」といった条件を求めています。求人情報を掲載する際にこれらの基準を満たすように設定することは、手間がかかる場合がありますが、Indeedはユーザーの利便性と安全性を最優先に考えています。そのため、求人情報の質を確保するためには、この掲載基準を満たすことが必須となります。

掲載基準には、以下の要素が含まれます。

・1つの求人情報につき、「1職種、1勤務地」を原則とし、複数の求人を同時に提示しない
・勤務地、職種名、応募条件、給与体系を明確に記載する
・テキスト内にリンクを含める場合、そのリンクは直接求人情報を表示するものであること
・採用企業の名称と所在地、担当者の氏名と職名を明記する

詳細な掲載基準はこちらのリンクにてご確認いただけます→「コミュニケーション規約(記載事項について)」

NGワードをいれない

Indeedに求人広告を掲載する際には、いくつかの注意点があります。特に、差別的な表現や法律違反に当たる表現は避ける必要があります。具体的なNGワードの例と改善案を以下に示します。

まず、「女性限定」や「男性限定」など、性別を限定する表現は避けましょう。これらの表現は男女雇用機会均等法に違反する可能性があります。その代わりに、「主婦(夫)歓迎」など、より広範で親しみやすい表現を用いることが望ましいです。

また、「25歳まで」や「30歳以上」など、年齢制限を設ける表現も使用しないでください。これらは労働施策総合推進法に抵触する可能性があります。その代わりに、「第二新卒歓迎」など、特定の経歴やスキルを持つ人材を歓迎する表現を活用しましょう。

求人広告を作成する際には、「なぜそのターゲット層を募集したいのか」を深く考察し、差別的な表現を避けつつ、本来募集したい層に適切にアプローチできる表現を見つけることが大切です。これにより、より多くの適格な応募者を引き寄せることが可能となります。

Indeedアカウント開設後に作成すべき企業ページについて

応募を増やしたいなら、企業ページの作成がおすすめです。

ここからは、なぜ応募数の増加が望めるのか、企業ページでどのようなことができるのか説明します。

企業ページで可能なこと

企業ページは、採用活動に必要な情報を集約した場所で、企業の魅力のアピール、クチコミの共有、給与の公開、社内の写真の投稿、そして最新の求人情報の掲載の5つの要素から成り立っています。

この企業ページは、一旦アクセスして「採用企業向けツール」から「企業ページを編集」に進むことで、自社の魅力を最大限に引き出す編集が可能となります。具体的には、ヘッダー画像の設定、ロゴのアップロード、企業情報の詳細な説明、社歴の公開、そしてオリジナルなカスタムコンテンツの作成が可能となり、自社を求職者に向けてより魅力的に見せることができます。

求職者は、自分が応募を考えている企業について詳細な情報を知りたいと考えています。そのため、企業ページの各項目をできるだけ充実させることで、求職者に対する魅力を高めることが可能となります。

企業ページの具体的な編集方法については、以下のリンク「企業ページの編集」をご覧いただくことで詳しく確認することができます。「企業ページの編集」

まとめ

Indeedアカウントはその手軽さと利便性で知られ、特に求人を出す企業にとっては、その無償での利用が大きな魅力となっています。

Indeedを適切に活用することで、数多くの求職者に対して、自社への関心を引き立て、応募意欲を刺激することが可能となります。

今回の記事をご覧になり、あなたの採用活動にIndeedを取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、これから採用活動を始める方には、リクデザも強くお勧めします。

リクデザを使用すれば、採用サイトの構築から応募管理まで、採用に関する業務を効率的に進めることができます。これにより、あなたの採用活動がさらにスムーズに行えるようになることでしょう。